2020年シーズンが本格的に稼働し始めました。冬の間、育苗用のビニールハウス内で育てていたロメインレタスと人参を収穫して直売所へ出荷。やっとこさ立派に育って収穫まで辿り着けたので一安心でした。人参はもう少し大きく育てたかったのですが、苗を育てるスペースを譲って欲しかったので、総穫りを決断。両作物ともに想定よりも生育がゆっくりでした。試験的に挑戦した寒い時期の野菜栽培。良い勉強になりました。冬場も何かしらの収入があると農業経営も心も安らかなので、次の冬も作戦を立てて挑戦したいと考えています。収入面よりも「植物を育てて観察するのが楽しみ」というのが本音かもしれませんが（笑）。
アスパラガスは2月中旬に屋根ビニールを張り直し、小トンネル（畝をビニールで覆う）を設置して保温を始めました。
元気に芽が出てきてくれるかドキドキしていたのですが（必ず出る！と諸先生や先輩方から諭されるものの、何だか落ち着かない）保温開始から2週間くらいで、1本目がひっそりと奥ゆかしく顔を見せてくれました。嬉しかったぁ。最初は偵察隊のような細い茎が出てきましたが、その後は太いヤツらがグイグイ土を割って攻め上がってきております。もうすぐ収穫できそうです。心配なのは強い寒さによる凍霜害。出ていた芽は凍って傷んでしまうし、株自体も再び休眠してしまい次の芽が出るのが遅れてしまいます。東御では4月中旬くらいまでは警戒が必要です。保温用のビニール資材等を駆使して対策していますが、それでも-5℃以下は厳しい。このまま暖かい日が続いて欲しいと願う今日この頃です。
農作業が本格化し、冬に鈍った体が筋肉痛に喘いでいます。この痛みを乗り越えればきっと引き締まった良い身体を取り戻せるはず！これは嬉しい痛み！と自分に言い聞かせて作業に勤しむ毎日です（笑）