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さむくて、かゆくて、たのしい冬

びっくりするほど冷え込んでおります。雪はまださほど積もりませんが、とにかく連日の氷点下攻め。霧氷が綺麗なのは嬉しいのですが、、、。晴れていても午前中は氷点下。畑もビニールハウスも凍みてバリバリです。野菜たちもついに店じまい。ハクサイ、ダイコンは大寒波が来る前に自家用も収穫して土蔵へ貯蔵しました。懸案のネギもなんとか出荷分は収穫し終わり、感無量。ミニトマトは12月初旬に実が凍って収穫終了。去年よりも2週間長く生き残りました!誘引作業を頑張って、二重カーテンをきちんと設置でき、保温効果がちゃんと出たのかなと思います。

現在は片付け作業を鋭意遂行中。ミニトマトとアスパラガスの森を切り開き、植物を運び出し、ハウス内を掃除して、ハウス天井ビニールを巻き上げて雪害対策。書くと簡単なのですが、これがかなり大変。ミニトマトはとにかく長く長く成長しており、全てを運び出すのに軽トラック15杯以上。根がガッチリ張っており

引き抜き作業は筋トレ状態。アスパラガスはなんたって擬葉(糸のように細かい茎(これで光合成している))との戦い。黄化(枯れた状態)してから株元を切り、数株を抱えて運び出します。必死に黙々と(喋ると口に入るから)バリバリのワタアメみたいになったアスパラガスを崩していると様々な妄執が襲ってきます。なぜ擬葉はこんなにも落ちて舞って降り注ぎ纏わり付くのか。そもそもなぜこんな不思議な姿なのか。似た植物を見たことがない。なにか生存戦略があるのか。もしや擬葉から何か生まれるのか(そんな事実はない)。怖いよう。。。そんな大仕事も、こつこつこなせば、一つずつ片付きます。為せば成る。

冬ごもりの準備で困ったのは野沢菜。たくさん食べたくて種をたんと蒔き、たくさん自分で食べたくて出荷の準備を怠りました。15kg漬けて、20kg以上余る緊急事態(笑)。その後のご飯は野沢菜三昧。菜の花のようなほろ苦で鍋、炒め物、パスタとなんでも使える万能野菜だったのが救いでした(飽きてきたけど)。

今年も残すところあと数日。楽しいことは気づけばたくさん。毎日、一つずつ、大切に。どうぞ皆さま、良いお年を。