気がつけば4月が過ぎ去り、なんとゴールデンウィークすら過去のものとなっていました。なんだか怒涛の1ヶ月間。桜をのんびり見ていた頃が懐かしい。すっかり農繁期突入中です。
まずはブロッコリーの定植を完遂。これまでの年は生育序盤の凍霜や旱魃に対応できず、生育遅れをさせてしまっていました。しかし遂に今年。無事に乗り切らせることができました。これまでの苦い経験を活かし、苗の管理や順化(外の環境に慣れさせる)や潅水や雨乞いなどに心血を注ぎました(大げさ)。畑で順調に揃いよく生育している姿を見られたのは本当に嬉しい。これからは虫達も覚醒して賑やかになります。しっかり観察し、防衛戦を勝ち抜く所存です。ミニトマトも無事に定植終了。毎日「大きくなったなぁ」と気付けるほど、1日毎に急速にでかくなっております。なんだかちょっと怖くなる(笑)。ミニトマトに追い捲られる日はさほど遠くない模様。
ネギも定植に漕ぎ着けました。2ヶ月以上の長い育苗期間。最初は糸のようだった苗は時間をかけて立派に成長しました。去年までは、1株ずつ手で植えていたのですが、今年は新兵器(ペーパーポット)を導入。ペーパーポットは紙製の鉢が連なった構造で、育苗中は蜂の巣状にまとまって育苗箱に収まり、定植時には適切な間隔で1列に連なって引っ張り出せる、もちろん紙鉢は土中で分解されるので、そのまま土を被せれば定植完了!という優れもの(伝わるかな)。時間的にも肉体的にもだいぶ省力化できました。ありがたや。資材や機器の勉強も大切だなぁと実感します。便利なモノは沢山あるのです。資材費は掛かってしまうけれど、省力化できればその時間と体力を他の作物の栽培に回すことも可能。そう、そうして仕事はまた増えていくのです(笑)ダイコンも無事に収穫を迎えました。試験的な栽培形式だったのでこの成功は嬉しい。私たちも試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ農家として成長していければなと思う今日この頃です。