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野菜も私達も肥える秋

めきめき寒くなっております。着ぶくれてモゴモゴしながら農作業に勤しんでいます。嬉しいことに収穫ざんまいの10月。例年、この時期はミニトマト収穫と管理の作業時間が減って、すこし余裕がでてくるので、今年は秋収穫野菜の種類と量をドンと増やしたのです。

この時期の稼ぎ頭はハクサイ。去年の倍の種を撒き、畑で育てること約2ヶ月。頑張った甲斐あって、みずみずしく、ずっしりなハクサイに仕上がりました。お鍋が美味しいハクサイですが、新鮮なハクサイはサラダで食べてもシャキシャキで美味。万能野菜は本当にありがたい。秋作のニンジンも収穫に漕ぎ着きました。発芽時期に干ばつ傾向で、潅水作業が発生したり、発芽率がイマイチだったり、と課題はあったものの、そんな困難を乗り切った子達は立派な(長すぎる?)ニンジンに成長しました。春、秋作ともになんとか形になったニンジン栽培。地味にめちゃめちゃ嬉しいのです(笑)。

 

そして今年、大豊作だったのがサツマイモ。栽培期間がとにかく長い(4ヶ月以上)作物。待ちに待った分、掘り出す時に不安と期待に苛まれるのがサツマイモ。形や大きさはどんなかな、数はどうかね、あぁ今年は初挑戦品種(べにはるか)だし上手く育ってくたか不安だなぁ、でも良い苗を植えたから大丈夫なはず、、などとブツブツ言いながら掘り始めてびっくり。形、大きさ、数量ともに申し分なしの大豊作でした。べにはるかは長く貯蔵することで、デンプンが糖に変化して、甘くねっとりしてくる品種。1ヶ月以上貯蔵して美味しい状態になったものを出荷しています。でも、欲と好奇心に勝てないのが私達。もっと美味しくしてみたい。そんなわけで、自家用の芋はさらに長期保存してみる予定です。どうなるか楽しみだなぁ。もちろん、来年にもっと美味しいサツマイモをお客様に届けるための実験であります!(笑)。